京都大学石川冬木先生のもとへ行ってきました

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こんにちは。

先日、運営2人で京都大学 学術展開研究センター長の石川冬木先生のもとへ訪問してきました。

石川先生は、テロメアに関する研究で日本のみならず世界的にもご活躍されている先生です。長きに渡りテロメア関連の研究をされており、日本におけるテロメア研究の先駆者である石川先生にお話を伺いたくお邪魔してきました。

テロメア障害疾患である先天性角化不全症やコートプラス症候群の病態を理解する上で、テロメアを知る事は病気を知る第一歩だと思い、石川先生に連絡しましたところ、快く応じて下さいました。

この日の京都は見事なまでの快晴!

初めて足を踏み入れる京都大学。4月という事もあり、初々しい学生さん達を見て自分の若い頃を思い出しました(余談です)。

石川先生とお会いし、テロメアに関する研究の歴史、テロメアの構造や機能、その役割など、とても詳しいお話を聞かせていただきました。とても分かりやすく説明していただき、大変勉強になりました。

そこから、テロメア短縮のある我々の疾患はどのようなメカニズムで発症するのか、なぜ臓器に障害が生じるのか、沢山質問させて頂きました。

そして我々が現在闘っている症状とはどういったものかをお伝えしました。

一つ一つ、先生に丁寧に答えて頂きました。

さらに、今後の研究や治療法開発に向けてどのような取り組みが必要なのかを教えて頂きました。

気がつけばあっという間に時間が経過していました。緊張している私達のために、気さくにお話して頂き、楽しく充実した時間を過ごすことができました。

貴重なお時間を頂戴しまして、石川先生には心より感謝致します。

京都に行き、石川先生とお会いできたことは患者会にとって大きな前進となりました。

この経験を活かし、今後の患者会活動の発展、先天性角化不全症治療の発展のために尽力していきたいと改めて思いました。

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親の会連絡会

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こんにちは。新たに運営に加わりました、広報のはるまきです。広報といっても私自身、何の経験もなく、何をしたら良いやら…ゼロからのスタートです。

かかりつけ医より、以前から「難病のこども支援全国ネットワーク(以下:難病ネット)」についてうかがっていた事から、まずは問い合わせてみる事に。

難病ネットが取りまとめている、「親の会連絡会」で、相互交流や勉強会、参加している会のイベント告知をTwitterで行なっているとの情報をいただき、さっそく入会!(ありがたいことに、会費や役員負担は一切無いとのこと)

3/18(土)zoomでの定例会に初参加しました。

第1部は「きょうだい支援について」
きょうだい児と家族の応援団 にじいろもびーる 有馬桃子さん
の講演

自身の経験や、心理士としての立場から「きょうだい」の成長過程で変化していく気持ちや、家族の仕組み、「きょうだい支援」の様々な取り組みをお話していただきました。

第2部は各団体からの報告や相談

各種学会で宣伝する機会をいただけることや、任意団体を法人化するメリット&デメリットなどを伺うことができました。

患者会といっても、全国規模の団体から、発足して数ヶ月の団体まで様々なかたちがあり、一つの団体では難しいことも、互いに協力したり情報交換することで、患者や家族の力になっていくのだと、改めて感じました。ご参加の皆様、ありがとうございました。

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東京大学医科学研究所の中西真教授のもとへ行ってきました

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こんにちは。亀田です。先日、運営2人で東京大学医科学研究所副所長 中西真教授の元へ伺いました。中西先生は、癌防御シグナル分野の研究をされており、「老化研究・がん化研究」をメインに日本の最新の医学研究に携わっておられます。

中西先生の「老化細胞を除去することで若返りが可能に⁈」というメディアでの報道を拝見し、即座にメールを送ったのがきっかけでした。

「老化細胞=テロメアが極限まで短くなった細胞」

このキーワードは、テロメア短縮をもつ先天性角化不全症やコートプラス症候群など、私たちの病気と無関係とは思えませんでした。

突然のメールにも快く返信して頂き、先日、東京大学医科学研究所の中西先生の研究室にお邪魔させて頂きました。

初めてお会いした中西真先生は、とても優しく、私たちの話をしっかりと聞いて下さいました。

先天性角化不全症の主な症状や、変異遺伝子の種類、国内の患者の現状についてとても親身に話を聞いて下さり、このように国内患者の現状について詳しくお話したのは私たちも初めての経験でした。

そして

・老化細胞が引き起こす様々な症状について

・マウスなどの動物と人間との違い

・研究室から臨床応用への道のりの大変さ

とても沢山の貴重なお話を聞く事ができました。

まず第一歩。患者会として治療法開発に向けて行動できました。待っているだけでは、何も起こらない。

私たちが集まり、患者会を立ち上げ、ここから皆で前進していこうと決意し、まずは小さくても一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。

そして、その一歩を快く受け止めて下さいました中西真教授に、心から感謝致します。

先天性角化不全症をはじめとするテロメア障害疾患の根治療法は、世界中をみてもまだ発見されていません。

でも、様々な研究により、テロメア障害疾患のメカニズムや原因遺伝子などか明らかになり、病態把握に関する論文は世界中で発表されています。次なるステップは、治療法を見つけることです。

『先天性角化不全症を治る病気に!!』

このスローガンを掲げて挑みつづけます。

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第2回 先天性角化不全症患者グループ勉強会&お茶会開催

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先天性角化不全症、コートプラス症候群など、テロメア短縮を原因とする疾患の患者グループのお茶会です。

今回は、お茶会を少しグレードアップして、勉強会を兼ねて開催しようと企画しています。

開催概要

日 時 :2022年12月 土曜か日曜の予定

開催方法:オンライン開催(ZoomもしくはTeams)

       ※ プライバシー保護のためニックネームでの出席をお願いしています

開催概要:

 第1部 「 遺伝子検査と遺伝子変異が病気を引き起こすメカニズムについて    」 横浜市立みなと赤十字病院 病理部 熊谷二朗先生

    現在、横浜市立みなと赤十字病院病理部長兼がんゲノム診療センター責任者をされている熊谷二朗先生による、分かりやすい遺伝子講座を開催します。

熊谷二朗先生

東京医科歯科大学卒業後、病理医として勤務。

専門分野

人体病理学(特に消化器、泌尿器、乳腺分野)

専門医・認定医・指導医

日本病理学会病理専門医・指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医

また、がんゲノム診療センターの業務にも携わっておられるので、この機会に是非、遺伝子に関するお話を聞いてみてください。また、先生への質問等がありましたらその内容をチャットルームかHPの問い合わせホームにてご連絡下さい。(但し、遺伝子関連、癌や病理結果に関する内容に限らせて頂きます)

 第2部 「お茶会」  

    ※参加資格:患者もしくは、その家族であること。

    先天性角化不全症などのテロメア障害の患者グループ内での近況報告・情報交換。治療の状況、薬の効き方、病院情報など、ざっくばらんに語りましょう!

参加方法:

  患者グループLINEでの申し込み もしくは、下記よりご連絡ください。※患者様とそのご家族以外の方は、第一部のみのご参加となります。

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Instagramアカウントを作りました

こんにちは。先日、Instagramアカウントを作成しました。SNSで患者同士の繋がりを作ったり、テロメア障害疾患の事を多くの方に知ってもらえる場所として活用していきたいと思います。

他の多くの病気とは異なり、テロメア障害疾患は一つの症状に対して集中して治療することで完治や寛解に向かうものではありません。

「血液の病気だったんじゃないの?」「肺の病気なの?」「肝臓も病気があるの?」「なんで視力も低下するの?」「なんで涙が止まらないの?」「足の長さが違うのはどうして?」

患者や家族自身すら、数多くある症状に理解が追いつかないのに、周りの人達にはなかなか伝わりません。一つ一つ説明していかなければなりません。1日に何件も診療科を回らなければならない事もあります。

DC患者の診療を経験された事のない医療関係者の方にも、「こんなにも症状があり、こんなことに気をつけなければならない。」ということが少しでも伝われば良いなと思います。

皆様是非Instagramも覗いてみてください。

Instagramで『telomere_jp』と検索してみて下さい。

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Team telomereのアンバサダーに就任しました

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はじめまして。この度、アメリカにあるテロメア障害関連疾患のサポートグループである『Team Telomere』の日本アンバサダーに就任致しました亀田です。

Team Telomereを知るきっかけは、DCについて色々と調べていた際、前の投稿にもありました日本でのチャットグループで教えて頂いたことです。Team TelomereのHPを見て、大変驚きました。日本国内でいくら探しても見つからなかった様々な情報が細かく記載されているガイドラインがあったり、多くのドクターが顧問として在籍されていたり。そして、患者一人一人に親身になって対応してくれます。

私も、TeamTelomereの顧問ドクターにメールを送ったり、グループマネージャーにメールを送ったり、日本からコンタクトを取っていました。そこでふと「国内にもこんなグループがあれば、日本人患者が言語の壁がなく情報が得られるのに」と思いました。

そんな中、グループマネージャーとのメールのやり取りの中でそのような私の思いを書いてみました。そしたら、「もし良ければ、TeamTelomereのアンバサダーとなって日本の方との架け橋になってくれない?」と提案をして頂きました。

そうして、TeamTelomereのグローバルアンバサダーの1人として、活動させて頂くことになりました。

TeamTelomereのHPはリンクできるようにしますので、是非覗いてみてください。様々なサポートがされていて、不安な気持ちや治療における心配もとても親身に聞いてくれます。

もし、英語でのやり取りが苦手、よく分からないから不安、などありましたら、こちらの問い合わせフォームでお気軽にご相談ください。

稀少疾患だから、研究対象になりにくいから、あまり病気を理解してもらえないから、、と諦めることはしたくない。それが私の気持ちです!

希望を持ち、活動に臨みたいと思います。

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第一回オンラインCafe

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8月13日20時から、LINEのオープンチャットで集まった数名で、Zoomでのオンラインお茶会を開催しました。

これまで、オンライン上でブログを通して、LINEオープンチャットのグループにお誘いして、少しずつ交流してきた方々です。オープンチャットは、皆さんがご参加しやすいように、匿名参加、積極的に発言しても、もちろん読むだけでもOKな状態で運営を始めています。

初めてお会いするにも関わらず、話題はつきず、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

オンライン上では、オープンにすることがためらわれる、病院や先生の情報、症状について、現在の治療やその効果について…

本当に、有意義な時間でした。ご参加くださった方々、ありがとうございます。

定期的に開催して、情報共有の輪を広げていけるといいなと思います。

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ホームページを作成しました

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ようこそ。Telomere JPへ。

私たちは、先天性角化不全症(先天性角化異常症)をはじめとする、テロメア短縮を伴う疾患のサポートグループです。

100万人に一人といわれる稀少疾患のため、日本国内には単純計算で100人程度と考えられます。

病気がわかった時に、インターネットで調べても日本語の情報はほとんんどなく、不安な日々でした。

そんな中、SNSを通じて数人で情報交換のグループが作られました。

そして、アメリカの国際的な患者会とのつながりができました。

そして、この繋がりを広げる窓口として、ホームページを開設しました。

沢山の情報を集約し、日本でのより良い治療を目指して、活動していく予定です。

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