第7回勉強会&交流会報告

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10/19(土)に開催した勉強会は、金沢大学附属病院 消化器内科 山下太郎教授にご講演いただき、肝臓に関する様々な知識を身につけることができました。

・肝臓とはどのような臓器か?

・肝臓病ではどのような症状がでるのか?

・慢性肝炎→肝硬変→肝臓がんという流れがあり、その原因はどんなものか?

とても分かりやすく、丁寧に教えて頂きました。

患者会メンバーには、肝移植を終えた方々もいますが、より一層理解が深まったのではないかと思います。

また今後肝移植を検討する方も、肝硬変・門脈圧亢進症・食道静脈瘤などなど、頭を悩ませている症状を理解することで今後の治療に向かうための知識が蓄えられたのかなと思います。

貴重な講演をお聞かせいただき、山下先生に心から感謝申し上げます。

またご参加くださった方々もありがとうございました。

休憩を挟んで第2部はオンライン交流会(お茶会)でした。

初めましての方もいらしたので、みんなで軽く自己紹介。

それぞれ症状には差があったり、治療の過程にも違いがあったりですが、みんなで情報交換をし、経験談を話して、とても有意義な時間となりました。

この病気と闘っていく中で、理不尽なことや、やるせないことも出てきます。この病気に限らずですが。

そんなことも、みんなで共有して、すっきりして、改善していくにはこうしようか!といった前向きな話が出てくるのもオンライン交流会のいいところ。

一番は、「一人じゃない」と思える空間があること。場所は違えど、みんなで闘おうと思えるってやっぱり心強いなと思いました。

今回ご都合が合わなかった方も、是非次回ご参加下さると嬉しいです。

次回は来年2月の予定です。どうぞお楽しみに!

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第7回患者会勉強会&お茶会のご案内

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第7回のオンライン勉強会&お茶会のお知らせです。

【日時】2024年 10月19日(土) 18:30~20:30(予定)

【開催方法】 オンライン(Teams)

・第一部 18:30~19:30 金沢大学付属病院 消化器内科教授 山下太郎先生による講演

テーマ:「肝臓疾患について~一般的な肝臓病~」

肝硬変・門脈圧亢進症など、先天性角化不全症やコートプラス症候群にもみられる肝症状について講演していただきます。

山下太郎 教授

医薬保健研究域 医学系 医薬保健研究域医学系消化器内科学 医薬保健研究域医学系消化器内科学

所属研究室等

消化器内科学

職歴

東京大学大学院医学研究科 分子予防医学教室 協力研究員(1998/10/01-2000/03/31)

所属学会

日本内科学会
日本消化器病学会 北陸支部評議員(2020-2024)
日本肝臓学会 西部会評議員(2018-2018)
日本癌学会
日本分子生物学会

・第二部 お茶会 19:40~20:30(予定)

日常で気になる事や、病院の事、薬の事、学校の事 etc.. みんなでお喋りしませんか?

なかなかリアルでは会えないので、ぜひこの機会にお話しましょう。

また、運営メンバーへのお願いなんかも受け付けております。

途中参加・途中退出可能ですので、多くの方にご参加いただけると嬉しいです。

皆様のご参加をお待ちしております。参加希望の方で、まだ公式ライン登録されていない場合は お問合せ(https://telomerejp.com/contact/)よりご連絡下さい。

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第4回日本びまん性肺疾患研究会に参加しました

9/28-29に東京で開催された「第4回日本びまん性肺疾患研究会」にTelomere Japanとして参加しました。

【びまん性】とは・・聞き慣れない言葉ですね。

びまん性は、一面に広がるという意味です。びまん性肺疾患には間質性肺炎や過敏性肺炎などがあります。病変が肺全体に広がっていきます。

そして、混同しやすいですが、間質性肺炎が進行して組織が線維化したものを「肺線維症」と呼びます。この線維化は不可逆性、すなわち元に戻ることはありません。

さて、研究会参加レポートです!

この研究会は基本的に呼吸器内科医向けですが、今回は患者会が2団体参加しました。

ブースを出させて頂き、ポスター展示・資料展示をしました。

間質性肺炎の患者会の方、そして皮膚筋炎の患者会の方とも色々とお話をさせて頂きました。ご自身で闘病しながら患者会活動をされていて、また病気についても多くの知識を持っていらして、驚くとともに大変勉強になりました。

ブース出展の際にはチャリティーグッズも置かせて頂いているのですが、購入して下さった先生方に心よりお礼申し上げます。

また、Team Telomereのガイドラインも紹介させていただきました。

ちょうど、9月は「Pulmonary Fibrosis Awareness Month」「肺線維症啓発月間」で、タイミングもばっちりでした!

そして28日のプログラムの中に「患者会との座談会」もセッティングして頂きました。

座談会は研究会始まって以来初めての試みということで、我々に登壇の機会を頂いたことを大変嬉しく思います。

先天性角化不全症は、肺にも重い症状が出ることがあります。肺線維症や、肺動静脈廔などは、最終的に移植をせざるを得ない状況になります。

大人になって肺線維症を発症した方で、実は先天性角化不全症だったという場合もあります。

呼吸器の先生方にとって、先天性角化不全症はよく出会う病気というわけではありません。当然、鑑別の上位にくるものではないです。

しかし、患者は肺に異常が出ます。だからこそ、自分たちが声を上げて発信していく必要があると感じました。

様々な診療科の先生方に自分たちの病気の事を知ってもらい、正しい知識を共有し、今ある障壁を乗り越えるために一緒に闘って頂けるように、これからも活動していきたいと思います。

今回、このような貴重な場を設けて頂きまして、東京医科歯科大学 呼吸器内科教授、そして関係者の方々に心より感謝申し上げます。

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いのちの輝き毎日奨励賞を受賞しました

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こんにちは。タイトルにもありますように、令和6年度いのちの輝き毎日奨励賞を受賞することができました。

いのちの輝き毎日奨励賞は、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークが主催し、毎日新聞社と毎日新聞社会事業団のキャンペーンに寄せられた小児がん征圧募金を基にして、がん以外の難病に関わる団体に贈られるものです。

今年は、応募総数15団体のうち5団体が受賞しました。

・エンジェルの会

・Telomere Japan~先天性角化不全症患者会~

・スマイリズム

・日本アラジール症候群の会

・全国尿素サイクル異常症患者と家族の会

以上5団体が受賞し。9月に行われた贈呈式に参加してきました。

贈呈式は会場とZOOMのハイブリッド開催で、我々は会場で参加しました。

受賞団体の方々に、活動内容や賞金の使途などを伺いました。

皆さんそれぞれ精力的に活動されていて、聞いていてとても勉強になり、たくさん刺激をもらいました。

それぞれが抱える課題は違いますが、「難病との闘い」という共通点があります。

我々Telomere Japanも、この病気の正しい理解・知識を広め、そして患者や家族が「一人じゃない」と思えるように今後も活動していきたいです。

今回頂きましたご寄付は、英語ガイドラインの翻訳及びサポートブックの作成に使わせていただきます。

本当にありがとうございました。

↓贈呈式の様子↓

↓毎日新聞社会事業部の記事が出ています↓

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ご寄付の御礼

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まだまだ暑い日が続きますが、あっという間に8月が終わろうとしています。

日頃より、我々患者会の活動にご理解・ご協力を賜りまして心より感謝申し上げます。

オクムラ(マ)様、オクムラ(ヒ)様、マツモト様、オクムラ(ユ)様、マヤマ様、オオロ様、エサキ様

ご寄付を賜りました方々に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、今年も数々の学会参加や医療研究機関訪問及び啓発活動が継続できています。

今後も引き続き

『先天性角化不全症を治る病気に!!!』

をスローガンに精力的に活動してまいりますので、ご協力をお願い致します。

活動資金振込先

横浜銀行 新羽支店(ニッパシテン) 普通 6087879

口座名義 Telomere Japan~先天性角化不全症患者会~

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第6回勉強会&お茶会開催報告

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2024年6月29日(土)19:00~ 第6回勉強会&お茶会を開催しました。

今回は、国立がん研究センター 増富健吉先生にご講演をして頂きました。

増富先生は、テロメラーゼ(テロメア伸長酵素)とがん幹細胞の維持との関係について研究をされていますが、この「テロメラーゼ」は先天性角化不全症にも深く関連しています。

「テロメアとは何か?」「テロメラーゼとは何か?」ということをとても分かりやすく教えて頂きました。

先天性角化不全症には、原因となる遺伝子が多く存在します。それらは主に、テロメアを構成するタンパクをコードするものであったり、テロメラーゼを構成するタンパクをコードするものです。テロメアとテロメラーゼは、我々の病気を語る上で一番重要な存在です。

しかし、ただでさえ聞き慣れないのに、正確に理解するのは非常に難しいです。増富先生には、図解を使用し、丁寧に教えて頂きました。病気の根本を理解することは難しいですがとても大切だと思います。貴重な講演を聞かせて頂き、本当にありがとうございました。

そして小休憩を挟んでお茶会!

まず、5月より加わった新運営メンバーの紹介から始まり、それぞれの近況報告&雑談((´∀`))

受診の際の大変さや、薬の量のすごさ、同じ病院の情報共有、学校生活などなど。住んでる地域は違えど、皆さん苦労しているところは共通しています。同じ病気の方が少なければ、細かい部分まで話せる仲間も多くはないです。なんとも貴重なオンラインお茶会。

今回もあっという間に時間が過ぎていきました。

今回ご都合が合わなかった方も、次回ぜひお話しましょう♪

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第6回勉強会&お茶会開催のご案内

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こんにちは。段々と暑い日が増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、6月に開催する先天性角化不全症(先天性角化異常症)患者会第6回勉強会&お茶会の詳細です。

開催概要

日時:2024年6月29日(土) 19:00~

開催方法:オンライン(Teams)

開催概要:

第一部 勉強会 国立がん研究センター 増富健吉先生による講演 19:00~20:00

テーマ 「先天性角化異常症とテロメア」

テロメアの維持不全が先天性角化異常症の根本的な原因と考えられていますが、『テロメアって何?』という疑問にできるだけ分かりやすく解説して頂きます。

増富 健吉(ますとみ けんきち)先生 

経歴:

1995年 金沢大学医学部卒業
2000年 金沢大学医学部大学院卒業 医学博士(内科学専攻)
2001-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所
2007年-現在 国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野 分野長

専門:分子腫瘍学・生化学

第二部 お茶会(情報交換&雑談) 20:00~21:00

5月より、運営メンバーが新しく加わりましたので、ご挨拶させて頂きます。

※参加資格:患者もしくはその家族であること。 

参加方法:公式LINEよりお知らせしているURLよりご参加下さい。またはお問合せよりご連絡下さい。

皆様のご参加をお待ちしております!

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日本小児科学会学術集会 ブース出展

2024年4月19日~21日に、日本小児科学会学術集会@九州に患者会ブースの出展をさせていただきました。

患者会ブースは受付後のロビーにあり、聴講の合間に、立ち寄ってくださる先生方がいらっしゃいました。また、途中でお話させていただいた、SセンターのK先生が、たくさんの先生方とつないでくださいました。

KセンターY先生 イギリスでこの病気の研究をされていたとのこと、心強い味方が日本におられることがうれしいです。

K大I先生 先天性角化不全症の患者様を数人見ておられ、Revez症候群を「レベッツ」、Hoyeraal Hreidarsson症候群を「ホイラール」と発音することを教えていただきました!また、小児血液がん学会のことや、研究会のことも教えてくださり、DCの立ち位置を理解することができました。

B大I先生&T大K先生 臨床も研究もされている先生で、お二人で遺伝子治療の可能性に関して議論してくださいました。根本的に治すには遺伝子治療しかないので、対症療法とともに、根治療法について考えてくださる先生がいらっしゃることがうれしかったです。

N大T先生 テロメア長測定など、DC診断を担当してくださっており、大人ではなかなか診断される人が少ないこと、これからどうやって患者会活動を進めていくのがいいのか、など、たくさんのアドバイスをいただきました。

改めまして、SセンターのK先生! たくさんのキーマンとなる先生方を直接紹介してくださり、本当に、助かりました!

とても濃い内容の数日でした。

このような機会を与えてくださった、難病のこども支援全国ネットワーク様、本当にありがとうございました。

また、皆さまのご寄付を交通費として使わせていただきました。本当に感謝しています。引き続き、「先天性角化不全症を治る病気に!」という想いで活動を続けていきますので、よろしくお願いいたします!

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RDD Japan 15周年記念イベント

2024年2月29日(木)
RDD Japan 15周年イベント
@日本橋コングレスクエア

テーブル出展に参加してきました!
希少難病の患者会だけではなく、地域難病連、患者支援団体、製薬会社、高校まで…さまざまな立場の方とお話しでき、とても充実した時間となりました💓

この病気のことを少しでも多くの方に覚えていだたけたら、嬉しいです😊

同じテーブルで出展していた「酒田西高」の先生に『叶結び(かなうむすび)』を教えていただいてる様子です。

表が口、裏が十で、「叶」の字になるので、願いが叶うと言われる結び方だそうです✨

治療法開発の願いが叶いますように…

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第5回勉強会&お茶会 開催報告

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2024年2月24日土曜日 19:00~ 第5回の勉強会&お茶会を開催しました。

今回は、名古屋大学の村松先生にご講演いただきました。

私達の病気(先天性角化不全症・先天性角化異常症)は、テロメアが短いことや、遺伝子検査によって発覚するのですが、そのテロメア長の検査を名古屋大学で取りまとめて行ってくださっています。

村松先生は、アンドロゲン(ダナゾールやプリモボラン)に関する情報や、過去~現在の骨髄移植の生存率の情報、肺移植の情報など、私達の疾患に出る幅広い症状に関して情報をまとめて説明してくださいました。

テロメアをマフラーの端のフリンジに例えて、ご説明してくださったのが、私達にもわかりやすくて、印象的でした。

また、名古屋大学では、年間100~150件のテロメアの解析を行っておられ、これまでに数十人が引っかかっているとのことですが、DCと診断された人数は多くないそうです。遺伝子の型によっても重症度が違ったり、症状が異なったり、本当に難しい病気であることがよくわかりました。

質疑では、講演の中でお話があったように、血液だけでなく多くの症状が出る疾患であることから、様々な臓器が悪化して症状が出る前に、定期的に検査することにより、異常を早期発見、早期対処できないだろうかという話題が出ました。現在の日本の医療制度では、予防のために検査を行うことができないという、保険制度の問題もわかってきました。

これからの患者会の活動の中で、村松先生にはダナゾールの保険適用、ガイドラインの改良など、協力しながら勧めていければいいなと考えています。

お茶会もいつものようにわいわいとお話して、情報交換です。いつも、多くの有用な情報をお茶会の場で皆さんから教えていただくことができています。感謝!

また、次回の勉強会やお茶会でお会いできるのを楽しみにしています。

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