再生不良性貧血

ご寄付のお礼と自立支援員研修会参加

こんにちは。皆様、暑い日が続いたり、台風や大雨などで大変かと思いますがいかがお過ごしでしょうか?

我々患者会への寄付を頂きましたのでこの場を借りて御礼申し上げます。

イシイ様、ご寄付を賜りまして誠にありがとうございます。大切に患者会活動のために使わせていただきます。

そして、7/27に第13回自立支援員研修会に、患者会として発表させて頂きました。

30分の音声付きスライドを作成し、それを研修会参加の皆様に視聴して頂きました。

病気の概要の説明と、我々が行政(市区役所の窓口担当者や、自立支援員等)に対して求めるもの、現在の制度の改善点や必要とする支援をまとめました。

主に、幼児期・思春期・成人期に分けて、その年代においてどのような支援が必要か、現在はどのようなことに困っているかなどを発表しました。

日本全国、とても多くの研修会参加者の方々に視聴して頂き、私たちの病気の事、Telomere Japanの存在を知って頂けたかと思います。

この様な機会を賜りまして、心より感謝致します。

患者会として、治療法確立と並んで、患者と家族のQOL向上(医療費助成や社会福祉制度の拡充)に向けても精力的に動いていこうと思います。

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日本小児看護学会第33回学術集会

こんにちは。

7/15-16にパシフィコ横浜にて開催された日本小児看護学会第33回学術集会にTelomere Japanとして参加しました。

今回のこの学会は、患者会参加枠が設けられ、ブースの出展や、ランチョンセミナーで特別企画としてスライド発表もさせて頂きました。

患者会として初めての参加。

この日までに、各自の仕事や病院の付き添いの合間にポスター作成やグッズ制作、スライド作成をしてきました。

他の患者会の皆さんはどんなブースだろう?発表スライドはどんな感じだろう?分からない中での挑戦でしたが、頑張りました!

コロナ制限の緩和に伴い、現地参加の看護師さんも多く、いつもお世話になっている病院の病棟看護師さんにも何人かお会いし、お話できました。

まさか私がいると思ってなかった様子の看護師さん達(笑)

ビックリさせてすみません!でも、病院以外でお会いしてお話するのも新鮮でした。声をかけて下さりありがとうございました。

「先天性角化不全症」という名前を初めて目にされた方も多かったと思います。

そのような方々が、ブースの前で足を止めて話を聞いてくださり、私達のパンフレットを受け取ってくださり、とても貴重な2日間でした。

「初めて聞きました」「どんな病気ですか?」「どんな事に困っていますか?」

このように聞いて下さった方々がいてくれるだけで、私たちが参加した意味があります。

また、自分たち以外の患者会のみなさんと実際にお会いするのも初めてでした。みなさんそれぞれに悩みや問題を抱えていて、少しでも解決、改善されるようにととても見やすいパンフレットを作成されていたり、診断補助にもなる詳しい病気の解説冊子があったり、とても勉強になりました。

このような機会を頂きまして、小児看護学会の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

1人でも多くの医療関係者の方に私たちの病気を知ってもらい、患者のQOLの向上や治療法開発へのきっかけになることを望みます。

今後も学会参加を積極的に行いたいと思います。

小児科学会や消化器学会、呼吸器学会、皮膚科学会、眼科学会等、色々な学会に参加させて頂きたいです。もし何か情報等ありましたら教えて頂けると嬉しいです。

では少し写真を^_^

この度、チャリティーグッズを制作しました。私たちの活動費は、頂いた寄付と運営メンバーの自費で賄っています。

チャリティーグッズの売り上げの一部(価格から原価を引いた額)を活動費として使わせて頂きます。

ご協力頂けますと、とても嬉しいです。

お問い合わせフォームよりご連絡下さい(^^)

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第3回お茶会&勉強会を振り返って

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2023/6/10(土) 19:00〜開催しましたオンライン勉強会。今回は日本医科大学 血液内科 山口博樹先生にお話して頂きました。

患者家族のために、本当に分かりやすい病気の説明と、日本国内でのデータ、海外との比較などたくさん勉強させて頂きました。

先天性角化不全症は、とても複雑で、難しい病気です。私たちも、主治医から説明を受けたり、セカンドオピニオン等で話を聞いてきましたが、理解しているようで細かく知らなかった事も多いです。

私自身今まで、病気の概要を30分以上かけてじっくり説明してもらう機会などありませんでした。

もちろん、希望に満ち溢れた話ではなく、改めて難しい病気なんだと実感したのが素直な感想ではありますが、それでも病気をきちんと理解することは必要なことです。

「日常生活ではどんな事に気をつけるべきか」これは病気を理解してこそ、考えられることだと思います。

山口先生のお話を聞いて、病気の理解を深める事ができました。そして、我が子の事を思い、同じ状況にいるメンバーのことを思い、改めて「前を向いて皆で頑張ろう」と思いました。

更に、山口博樹先生は、我々患者会のアドバイザーにも就任して頂いています。とても心強いです。本当にありがとうございます。

アドバイザリーボードについては、また改めて記事を書こうと思います。

そして、勉強会のあとは恒例のメンバーお茶会をしました。今回は、2グループに分けてお話しました。

同じ病気といえど、皆が抱えている症状や程度は人それぞれです。現在、症状が強く出ている臓器別に分けて、色々と悩みを話したり、経験を聞いたり、今回も時間が足りないくらいたくさん話しました。

住んでる場所もバラバラで、入院していたり通院していたり、病状も異なるので皆んなで集まる事は難しいです。だからこそ、オンラインでこうやって顔を見て話ができる時間は、本当に貴重です。

参加して下さった方々、ありがとうございました。

また秋頃開催予定なので、皆様のご参加お待ちしています。

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企業様との対談

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こんにちは。今年に入り、様々な研究室や先生方にお会いする機会を頂き、精力的な活動ができていることを嬉しく思います。

先日、患者会として初めて、企業様と対談させて頂きました。

この日は広報担当も含め、初めて運営3人でお話を伺うことができました。

現在の先進医療についてのお話や、私たちテロメア短縮疾患において、再生医療がキーポイントになるかもしれないというお話をお聞きしました。

さらに、薬の開発までのプロセスや、新たな治療法開発(細胞治療や遺伝子治療)までのプロセスを噛み砕いて教えて頂きました。私たちのような希少疾患はなかなか研究対象にはなりません。そもそも患者数が少なくデータが乏しいのと、薬や治療法の開発に成功しても需要が限られてしまうからです。

しかし対談の中で、「患者数の少ない希少疾患に対する治療法の開発が、別の疾患の治療開発の足掛かりになる可能性があります」と仰っていました。

企業様の見据える医療の未来は、私たちのような希少疾患の患者の希望だと思います。簡単な道のりではないのは承知していますが、「不可能だからと諦めるべきではない」と改めて感じました。

対談はあっという間に時間が過ぎ、気がつけば2時間近く経っていました。このような対談の機会を設けて頂き、また沢山の貴重なお話をお聞かせ下さり、本当にありがとうございました。

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第3回 先天性角化不全症患者グループ勉強会&お茶会開催

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先天性角化不全症、コートプラス症候群など、テロメア短縮を原因とする疾患の患者グループのお茶会です。

今回は、勉強会とお茶会を合わせて開催します。

開催概要

日 時 :2023年6月10日(土) 19:00~

開催方法:オンライン開催(Teams)

       ※ プライバシー保護のためニックネームでの出席をお願いしています

開催概要:

 第1部 「先天性角化不全症の病気の概要および血液症状について」 

日本医科大学 血液内科学 大学院教授 山口博樹 先生 

現在、日本医科大学 血液内科で多くの血液疾患に対する診療及び研究をされています。また、国内で先天性角化不全症の研究をされている先生であり、診療ガイドライン作成にも携わっておられます。

山口 博樹先生

大学院教授(血液内科学分野)

2001年7月 米国国立衛生研究所 NHLBI Hematological Branch Visiting fellow
2003年 日本医科大学 血液内科学 助教
2008年 日本医科大学 血液内科学 講師
2014年 日本医科大学 血液内科学 准教授
2022年 日本医科大学 血液内科学 大学院教

山口先生にご質問等がありましたら、こちらの問い合わせフォームかグループLINEにてお送り下さい。

 第2部 「お茶会」  

※参加資格:患者もしくは、その家族であること。

先天性角化不全症などのテロメア障害の患者グループ内での近況報告・情報交換。

治療の状況、薬の効き方、病院情報など、ざっくばらんに語りましょう!

前回、多人数での会話で発言しづらかった方もいるかと思いますので、4人程度のグループに分けてのお話をして、最後にそれぞれのグループでの話題を共有するような形でやろうと考えています。初めての方も、お気軽にご参加ください。

参加方法:

  患者グループLINEでの申し込み もしくは、お問合せフォームよりご連絡ください。※患者様とそのご家族以外の方は、第一部のみのご参加となります。

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国立がん研究センター増富先生訪問

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先週、国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野 分野長の増富健吉先生を訪問しました。

場所が築地市場の近くでしたので、築地駅からたくさんの外国人を含む観光客の方々を押し分けながら、国立がん研究センターへ到着しました。研究所は病院の奥側の近代的なキレイな建物で、ここが研究所!?という感じの場所でした。

増富先生とのご縁は、RDD(世界希少・難治性疾患の日)の運営元の方から、テロメアを研究しておられる先生ということで、ご紹介いただいたことから始まりました。様々な方々のつないでくださるご縁に感謝しています。

先生は、まず、テロメアについての詳しい説明をしてくださいました。

私達の疾患では、テロメアを伸ばす機能を持つテロメラーゼという酵素を作る遺伝子に変異がある場合が多く、先生はテロメラーゼの重要な部分である、TERTという部分に着目した研究をされているそうです。また、論文をご紹介いただき、説明してくださったのですが、テロメア短縮=先天性角化不全症ではなく、Shwachman―Diamond貧血や、Fanconi貧血、さらには、後天性と思われている再生不良性貧血の方の中にもテロメア短縮がある方がいることを教えていただきました。

また、私達も先生も関西出身ということがわかり、若干(?)関西弁で、今後の患者会の運営に関するご相談に乗っていただきました。

そして、なんと、増富先生が私達のアドバイザーとなっていただく方向で動いていただくことが決まりました。私達の疾患の原因となっているテロメアを研究している先生にご協力いただけることは、私達にとって、大きな一歩となりそうです。

増富先生、お忙しい中、私達のためにお時間を頂き、本当にありがとうございました。

テロメアのお話をはじめ、色々なお話、とても興味深かったです。

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京都大学石川冬木先生のもとへ行ってきました

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こんにちは。

先日、運営2人で京都大学 学術展開研究センター長の石川冬木先生のもとへ訪問してきました。

石川先生は、テロメアに関する研究で日本のみならず世界的にもご活躍されている先生です。長きに渡りテロメア関連の研究をされており、日本におけるテロメア研究の先駆者である石川先生にお話を伺いたくお邪魔してきました。

テロメア障害疾患である先天性角化不全症やコートプラス症候群の病態を理解する上で、テロメアを知る事は病気を知る第一歩だと思い、石川先生に連絡しましたところ、快く応じて下さいました。

この日の京都は見事なまでの快晴!

初めて足を踏み入れる京都大学。4月という事もあり、初々しい学生さん達を見て自分の若い頃を思い出しました(余談です)。

石川先生とお会いし、テロメアに関する研究の歴史、テロメアの構造や機能、その役割など、とても詳しいお話を聞かせていただきました。とても分かりやすく説明していただき、大変勉強になりました。

そこから、テロメア短縮のある我々の疾患はどのようなメカニズムで発症するのか、なぜ臓器に障害が生じるのか、沢山質問させて頂きました。

そして我々が現在闘っている症状とはどういったものかをお伝えしました。

一つ一つ、先生に丁寧に答えて頂きました。

さらに、今後の研究や治療法開発に向けてどのような取り組みが必要なのかを教えて頂きました。

気がつけばあっという間に時間が経過していました。緊張している私達のために、気さくにお話して頂き、楽しく充実した時間を過ごすことができました。

貴重なお時間を頂戴しまして、石川先生には心より感謝致します。

京都に行き、石川先生とお会いできたことは患者会にとって大きな前進となりました。

この経験を活かし、今後の患者会活動の発展、先天性角化不全症治療の発展のために尽力していきたいと改めて思いました。

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東京大学医科学研究所の中西真教授のもとへ行ってきました

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こんにちは。亀田です。先日、運営2人で東京大学医科学研究所副所長 中西真教授の元へ伺いました。中西先生は、癌防御シグナル分野の研究をされており、「老化研究・がん化研究」をメインに日本の最新の医学研究に携わっておられます。

中西先生の「老化細胞を除去することで若返りが可能に⁈」というメディアでの報道を拝見し、即座にメールを送ったのがきっかけでした。

「老化細胞=テロメアが極限まで短くなった細胞」

このキーワードは、テロメア短縮をもつ先天性角化不全症やコートプラス症候群など、私たちの病気と無関係とは思えませんでした。

突然のメールにも快く返信して頂き、先日、東京大学医科学研究所の中西先生の研究室にお邪魔させて頂きました。

初めてお会いした中西真先生は、とても優しく、私たちの話をしっかりと聞いて下さいました。

先天性角化不全症の主な症状や、変異遺伝子の種類、国内の患者の現状についてとても親身に話を聞いて下さり、このように国内患者の現状について詳しくお話したのは私たちも初めての経験でした。

そして

・老化細胞が引き起こす様々な症状について

・マウスなどの動物と人間との違い

・研究室から臨床応用への道のりの大変さ

とても沢山の貴重なお話を聞く事ができました。

まず第一歩。患者会として治療法開発に向けて行動できました。待っているだけでは、何も起こらない。

私たちが集まり、患者会を立ち上げ、ここから皆で前進していこうと決意し、まずは小さくても一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。

そして、その一歩を快く受け止めて下さいました中西真教授に、心から感謝致します。

先天性角化不全症をはじめとするテロメア障害疾患の根治療法は、世界中をみてもまだ発見されていません。

でも、様々な研究により、テロメア障害疾患のメカニズムや原因遺伝子などか明らかになり、病態把握に関する論文は世界中で発表されています。次なるステップは、治療法を見つけることです。

『先天性角化不全症を治る病気に!!』

このスローガンを掲げて挑みつづけます。

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